○なぜ味覚が低下してしまうの?

年齢を重ねると、どうしても味覚が低下してしまいます。

「昔ははっきりと味を感じることができたのに、としをとってからはそうでもなくなった」

「どうも、何を食べても美味しいと思えない」

そんな風に、味覚について悩んでいる人は少なくないでしょう。

でも、考えてみれば「若うちはなんでも美味しく食べられたのに、年齢を重ねると美味しくなくなる」というのは不思議な現象だと思いませんか?なぜ、このようなことが起きてしまうのかが不思議ですよね。

実は、高齢者になってから味覚が鈍くなるのは「体の中にある亜鉛が不足している」ということが原因です。

私たちは、若い時には体の中にしっかりと栄養がありますが、年齢を重ねるごとにどんどん栄養素が減ったり、吸収しにくくなったりしてしまいます。その中に亜鉛も含まれていて、年齢を重ねるうちにどんどん体の中から量が減ってしまいますよね。だから、味覚を感じにくくなってしまうのです。

 

○高齢者の多くが、味の鈍化を実感

実は、この「味が鈍くなった」ということは多くのお年寄りが感じている現象。

お年寄りたちが、何らかの理由で「味を感じにくくなってしまった」と感じていると言います。

こうして意識するくらいですから、お年寄りになってからの味覚の変化は大変なものなのでしょう。場合によっては「美味しいものが美味しく食べられなくなる」という可能性もありますので、他人事ではありません。

ではどうして、味覚が鈍化してしまうのか。これは舌の上にある「味蕾」といものが関係しています。この味蕾がありからこそ、私たちはしっかりと味を感じることができるのですが、これは一か月たつと自然に生まれかわってあたらしくなります。でも、高齢者になるとこの味蕾に必要な亜鉛が減ってしまうので、味の変化が起きるのです。

 

○唾液の分泌不足が味覚を鈍くさせることにも

食べ物を美味しく食べるには、唾液の分泌が必要不可欠と言われています。

唾液の分泌があるからこそ、料理を美味しく食べることができますが、残念ながら高齢者になるとどんどん唾液の分泌が少なくなってしまいますのでどうしても味を感じにくくなってしまいます。これが、高齢者になってから大変なことの一つではありますね。

高齢者になると多くの人が実感する「味の違い」を、今後も意識して生活していく必要があるでしょう。

高齢者になると、せいかつをする上でこのような不便も出てくるということです。